特徴等

倉敷川一帯は古くから干拓による田地の開発が進められてきたが、江戸時代には水運を利用して経済力が高まり，「新禄」と呼ばれる新興勢力が社会的地位を確立してきた。大原家はそのような勢力の筆頭で、屋敷は十九世紀初めから大正にかけて順次整えられた。主屋はじめ10棟が重要文化財に指定され、豪商の屋敷構えを今に伝えている。 中倉は敷地の北辺に5棟建ち並ぶ倉の真ん中の倉で、一部2階建、切妻造、外壁は海鼠壁で、他の倉と一体となって倉敷らしい景観を形成する。 参考資料：倉敷市HP／国指定文化財等DB(文化庁) 2008-12-26

旧大原家住宅中倉 (撮影：2008-12)	旧大原家住宅中倉 (撮影：2008-12)

番号・名称		年 代	構造等
084 旧大原家住宅 　　 中倉		19世紀(1801 -1900)中頃	土蔵造、桁行12.2m、梁間6.2m、一部二階、切妻造、西面庇付、本瓦葺、内中倉との取合部附属

岡山県の重要文化財建造物　 　　　　　2017-12-14 現在